埼玉県の車事情
埼玉県は、東京のベッドタウンとしての特性が強い街です。
都内に近いエリアの交通インフラは鉄道網・バス網共に整備されているため、自動車がなくとも生活できるエリアが多い一方で、東京から離れた位置にある市域では、自動車がないと不便なエリアも存在します。
同じ埼玉県ではあっても東京に近く、交通インフラが整備されている街もあれば、地方のように鉄道よりも自動車の需要が高く、駅前よりも幹線道路や国道など大きな道路沿いにお店が密集しているエリアもあるため、埼玉県のどこに住んでいるのかによって自動車の需要は大きく異なります。
例えば大宮や越谷、川口といった東京のベッドタウンであれば自動車がなくとも、公共交通機関のみで利便性の高い生活を送ることができるでしょう。
一方、東京のベッドタウン圏外、さらには東京から近いエリアではあっても三郷や草加、八潮のように車社会となっているエリアもあります。
特に東北新幹線沿いは車がなくとも何ら問題ない程交通インフラが整備されていますが、裏を返せばそれ以外のエリアは自動車の需要が高いエリアです。
実際、交通インフラが整備されているエリアではあってもファミリー層であればやはり「自動車で移動したい」と考える傾向にありますので、埼玉県全体で見ると自動車所有率は高い傾向にあります。
埼玉県の中古車相場が安い理由とは？
埼玉県は東京のベッドタウンとしての特性が強いことから、700万人を超える人口は全国で5位と人口が多いエリアです。
埼玉県より多い都道府県は東京、神奈川、大阪、愛知だけであり、いずれも名だたる都道府県が名を連ねていることからも分かるように、実は埼玉県は全国でも屈指の人口が多い街です。
多くの人口を誇るからこそ、多くの人口を対象にしたサービスが多数登場しており、中古車販売店も例外ではありません。
ましてやお伝えしたように、東北新幹線沿いの一部エリア以外は自動車があった方が便利な街となっていますし、何より東京都と比較して家賃が安いことから、埼玉に出店している中古車販売店も多いです。
また、大きなオークション会場が多い点や需要の高さ、店舗の多さによる価格競争など、埼玉県は中古車相場が安くなる理由が多々あります。
埼玉県で激安の中古車を探しているなら個人売買がおすすめ
先述したよう埼玉県には中古車販売店が多々あるエリアですが、激安の中古車を探しているのであれば中古車販売店よりも個人売買がおすすめです。
ジモティーやオークション、フリマアプリなど個人売買のサービスでは、車の個人売買も積極的に行われています。
相場を見ると、個人売買の方が中古車販売店よりも断然安いです。その理由としては、両者のビジネスモデルや用途の違いが挙げられます。
中古車販売店は買い取った車を販売することで利益を目指すビジネスです。買取は「仕入れ行為」なので、買取った車をメンテナンスをするなど付加価値を付けることで、買取価格より高い価格で販売し、利益を目指します。
そのため、売れる見込みのない走行距離の長い車や年式の古い車は、買い取りしないケースもあります。現実的に、確保できる中古車は自社の車庫の大きさ次第です。
売れない車ばかりを仕入れてしまったら、いつまでも売れない車に車庫を使用することになり、利益率が低下します。それよりも、売れる車を仕入れたいと考えるのが中古車販売店の本音でしょう。
一方、個人売買は利益を目指して出品している方もいますが、車の処分を求めているケースも多いです。
ライフスタイルの変遷、引っ越しが控えているといった理由で車を手放したいものの、先程お伝えした理由から中古車販売店に買取を断られたり、あるいは初めから買い取ってもらえないと諦めて個人売買に出品するケースも多いです。
とにかく手放したい方にとっては、利益よりも「確実に手放す」が目的なので、個人売買では中古車販売店の相場よりも安価に出品される傾向にあり、場合によっては10万円〜20万円を切るような投げ売り価格での出品もあります。
個人売買で中古車を購入する際の注意点
中古車に”安さ”を求めるのであれば、個人売買がおすすめです。
ただし、個人売買の車の状態は持ち主次第。適切にメンテナンスを行うなど車を大切に扱っている持ち主もいれば、メンテナンスはおろか車の状態に無関心な持ち主もいます。
そのため、車の個人売買で購入する場合、車の状態の確認、出品者（持ち主）のそれまでのカーライフや、信頼できる人間性なのかなどを確認しましょう。
確認を怠り、購入した中古車が動かなくなってしまったとしても返品や保証はありません。すべて自己責任です。
埼玉県の中古車市場ではファミリーカーと軽自動車が人気を二分している
埼玉県の中古車市場を見てみると、ファミリーカーと軽自動車の二種類で人気を二分しています。
埼玉県民は自動車に実用性を求めている人が多いのでしょう。見栄えや所有欲ではなく、あくまでも家族のため、あるいは維持費を抑えながら自動車を保有したいと考えている人が多いので、ファミリーカーと軽自動車のラインナップを拡充している中古車販売店が多いと予想されます。
特に人気を集めているのはアルファードやヴェルファイアといったミニバンです。積載量・居住性に優れているモデルは埼玉県内でも人気を集めており、ホンダ・フィットが人気を集めているのも積載性の高さが評価されているのでしょう。
また、軽自動車ではワゴンRやNBOXが人気を集めており、こちらもやはり積載性・居住性に優れています。交通インフラが整備されている街であれば、”遠出は公共交通網で近場は軽自動車で”といった使い分けも可能なため、軽自動車であっても問題なくカーライフを送ることができます。
埼玉県の中古車市場で人気のメーカー
埼玉県で人気のメーカーといえば、トヨタとホンダです。
トヨタに関しては埼玉県に限らず、世界を代表する自動車メーカー。地域を問わず多くの消費者から選ばれているメーカーであり、国内はおろか世界でも最も売れているメーカーです。
日本国内どの地域の道路でもトヨタ車を見かける機会は多く、埼玉県でも例外ではありません。
そして埼玉県独特の人気を獲得しているのが、ホンダです。
ホンダもまた、トヨタ同様世界展開している自動車メーカーですが、埼玉県にはホンダの工場があります。そのため、「ホンダ贔屓」の方が多い点が埼玉県内におけるホンダの中古車人気の理由につながっているのでしょう。
また、それらの事情を抜きにトヨタもホンダも消費者の需要を踏まえた自動車の開発・生産を行っています。ファミリー層から人気のミニバン、維持費を抑えた低燃費車が多数ラインナップされている点も忘れてはなりません。
埼玉県でコスパのいいおすすめ中古車1.ホンダ フィット
2001年に登場したホンダ・フィット。発売当初はガソリン車でしたが後にハイブリッドカーも登場しました。
それまで33年間に渡って国内年間販売台数1位を記録していたカローラから、その座を引きずり下ろした歴史に名を刻む一台です。
フィットの人気の高さはコンパクトカーでありながらホンダ独自のセンタータンクレイアウトによる居住性・積載性の高さ、さらには低燃費などバブル以降、自動車に対して経済性と実用性を求めるユーザーの声に応えた点にあります。
その人気の高さから、中古車市場にも多くの在庫が出回っているフィット。2023年2月現在、4代目モデルまで登場していますが初代・2代目モデルは安価なものが多いです。
一方、3代目モデルは価格帯が幅広く、走行距離の短いものはまだまだ高値ですが、走行距離の長いものや年式の古いものは100万円を切るものが珍しくありません。
フィットはガソリンカーとハイブリッドカー、さらには4代目モデルはe:HEVも用意されていますので、価格だけで判断するのではなく、駆動タイプも必ず確認しておきましょう。
埼玉県でコスパのいいおすすめ中古車2.ホンダ ステップワゴン スパーダ
1996年に登場したホンダ・ステップワゴン。
いわゆる「バブル期」を経て、多くの人々の価値観が変わりつつあったタイミングに登場した一台です。それまでの「豪華絢爛」な車から、実用性・経済性が求められる時代へと変わりつつある中で誕生しました。
2023年2月現在、6代目モデルまで登場していることからも人気が伺えるのではないでしょうか。近年は少々大型化してしまったものの、かつては5ナンバーサイズを維持しつつ、居住性・積載性にすぐれたミニバンとして人気を博しました。
そのため中古車市場には、多くの在庫が用意されています。人気はありますが、決してプレミア的な人気ではありません。
年式・走行距離と価格が比例しており、安い中古車を狙うのであれば古いステップワゴンを狙うとよいでしょう。
埼玉県でコスパのいいおすすめ中古車3.トヨタ ノア
トヨタのノアは、2001年以前に「タウンエースノア」「ライトエースノア」として販売されていたため、歴史の長い一台です。
2023年2月現在、4代目モデルまで登場しているノアは、それまで5ナンバーサイズを堅持していました。
最新モデルで遂に大型化してしまったものの、「大きすぎず、小さすぎず」のサイズ感がもたらす実用性が人気です。
人気モデルとあって埼玉県の中古車市場にも多くのノアが在庫として用意されています。
こちらもプレミアが付いているモデルではありませんので、走行距離の長いものや年式の古いものは相場が安くなっています。
埼玉県でコスパのいいおすすめ中古車4.スズキ ハスラー
2014年に登場したスズキの軽自動車・ハスラー。
2000年代以降、維持費の安さや日本の道路事情とマッチしたサイズ感、高速道路に乗らないのであればまったく問題ない動力性能から軽自動車が人気を集めていました。
しかしいわゆる「ハイト系」と呼ばれる少々武骨なタイプが人気を集めており、親しみやすいデザインが求められている中で投入されたのがハスラーです。
ポップなデザイン、クロスオーバーSUVとしてのキャラクターは大ヒットを記録。一方で、高い人気から中古車市場でも相場が崩れにくい一台として知られています。
また、デザイン面ばかりに注目が集まっていますが、スズキの培った低燃費技術、積載性・居住性の広さが発揮されていることから、軽自動車ではありますがメインユースとしての使用にも十分に耐え得る一台です。
埼玉県でコスパのいいおすすめ中古車5.スバル レガシィツーリングワゴン
1989年に登場したスバルを代表する車といえば、レガシィです。
2023年2月現在、7代目まで登場しているモデルは4ドアセダンとツーリングワゴンがラインアップされており、埼玉県で人気を集めているのがツーリングワゴンです。
レガシィ登場前のスバルは経済誌に身売りが取り沙汰されるほど経営が悪化していたのですが、レガシィの人気により、スバルそのものが持ち直すこととなりました。
しかし6代目モデル以降、レガシィはセダンのみのラインナップとなりました。ツーリングワゴンはクロスオーバーSUVに変化し、レガシィアウトバックとして売られることになります。
しかし埼玉県の中古車市場で人気を集めているのは、ツーリングワゴンのレガシィです。スバルの人気モデルは中古車市場でも相場が崩れにくいことで知られていますが、ツーリングワゴンに関してはさすがに登場から月日が経過していることから、相場も落ち着いており50万円を切るものも珍しくありません。
埼玉県で安く中古車の個人売買がしたいなら「fabi」がおすすめ
埼玉県内でコスパのいい中古車を探している方におすすめの個人売買アプリが「fabi」です。
車の個人売買アプリなので、車の出品・購入に特化した機能が搭載されています。例えば出品者側には出品時の必要な画像のレクチャー、書類のアナウンスを行うことで購入者に安心してもらえる出品を実現します。
また、AIが過去の取引履歴を分析し、購入者・販売者がwin-winの取引となる価格を設定します。
fabiはダウンロード・利用料無料で利用でき、取引成立時には直接金銭の授受を行うのではなくfabiのウォレットを通しての授受となるので、お金を支払ったものの車が届けられないリスクがありません。
この点は、出品者側にとっても「車を渡したのにお金が支払われない」リスクを軽減しますので、購入者・出品者それぞれにメリットのあるシステムとなっています。
個人売買のメリットである「中古車販売店よりも安い相場」を享受しつつ、個人売買のデメリットであった信頼・安全をシステムでカバーしたfabiは、埼玉県でコスパの良い中古車を探している方におすすめのアプリです。
