マツダの人気クロスオーバーSUV「CX-5」の魅力とは?
マツダの人気SUV・CX-5がはじめて登場したのは、2012年のことでした。
当時のマツダが「新世代技術」として位置付けていたSKYACTIVE TECHNOLOGYを採用した初めてのモデルは、技術的な面だけではなく、マツダのイメージそのものも大きく変えることになった一台です。
それまでのマツダは「これ」といった人気モデルがなく、、少々苦戦を強いられていました。さらには周囲の低燃費競争に出遅れる形となり、個性を出せずにいたのです。
しかしCX-5にはじめて搭載されたSKYACTIVE TECHNOLOGYによって、イメージを一新。いわばマツダの「反撃」のきっかけとなったモデルがCX-5です。
その最大の特徴は、ディーゼルエンジンです。当時、低燃費競争の主役はハイブリッドカーであり、プリウスに代表されるハイブリッドカーの低燃費は、経済性の高さを強くアピールし、素晴らしい売り上げを記録していました。
ハイブリットカーは自動車業界のみならず、経済メディアや一般メディアから取り上げられることもあるほど、売れに売れました。
その結果、他社もハイブリッドで追随することになるのですが、マツダはハイブリッドカーではなく、あえてディーゼルを選択したのです。
燃費数値以上の経済性を誇るディーゼルエンジンは、経済性こそ高いものの、かつては「振動がうるさい」「臭い」といったネガティブなイメージが蔓延していました。
これは日本ではトラック等の車両でディーゼルが使用される傾向が多かったことから、ネガティブなイメージが付いていたのですが、マツダが新たに開発したSKYACTIVE TECHNOLOGYによるディーゼルエンジンは、「綺麗なディーゼル」として評判を集めます。
環境への影響各種データを見ても欧州の高級車メーカーに劣らないもので、マツダのイメージを変えることに成功。いわば、その「立役者」がCX-5です。
2012年はSUV部門の新車販売登録台数1位、さらには2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、CX-5は利用者・業界双方から高い評価を獲得しました。
日本国内でも好調な売れ行きを記録すると、2017年にはフルモデルチェンジを果たします。
初代モデルよりもクーペテイストが盛り込まれたデザインは、先代同様のディーゼルエンジンモデルを用意し、経済性の高いSUVとして人気を集めています。
マツダ「CX-5」のグレード1.20S
マツダ「CX-5」のグレードは、大きく分けると「20S」「25S」「25T」「XD」「PROACTIVE」「L Package」「Exclusive Mode」「Exclusive Mode」の8つに分類できます。
その中でも20Sはガソリンモデルです。
先程、CX-5の特徴はディーゼルエンジンと紹介しましたが、CX-5はガソリンモデルもラインナップしています。
その中で最も価格の安いグレードが20Sです。
初代モデルではスマート・シティ・ブレーキ・サポート、LEDヘッドランプ、LEDリアコンビランプ、カラクリトノカバー、リアシート4:2:4分割可倒式シートバック&カラクリフォールド、アドバンストキーレスエントリーシステム&アドバンストキー×2、17インチアルミホイール、サイドモニター&バックガイドモニターが装備されています。
2代目モデルの最新装備としては交通標識認識システム(TSR)やステアリング シフトスイッチ等が追加されています。
ちなみに20Sは、2WDのみに用意されているグレードです。
マツダ「CX-5」のグレード2.25S
25Sは、基本的な装備は20Sとほぼ同じものとなっていますが、大きな違いは駆動方式です。
25Sは4WDのみを用意したグレードとなっていますので、CX-5の安い4WDが欲しい場合にはこちらのグレード一択となります。
登場当初から用意されているグレードは、フルモデルチェンジ以降も継続して残されています。
マツダ「CX-5」のグレード3.25T
25Tは。2018年10月に投入されたグレードです。
海外では展開されていた2.5L直列4気筒直噴ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」を日本向けに発採用したグレードで、ほぼ同グレードだった「SKYACTIV-G 2.5」と比較すると最高出力や最大トルクが高まっています。
マツダ「CX-5」のグレード4.XD
XDは、CX-5のディーゼルグレードとなり、ディーゼルエンジン以外の基本的な装備は先にお伝えした20Sとほぼ同じ物となっています。
「XD PROACTIVE」、「XD L Package」など、XDを基にしたパッケージングが登場するなど、CX-5の基本的なモデルで、ディーゼルエンジンのCX-5が欲しい場合はこちらが選択肢が用意されているグレードです。
マツダ「CX-5」のグレード5.PROACTIVE
PROACTIVEは、初代モデルから用意されているラインナップです。
20S、25S、XDすべてに用意されているグレードは、標準装備に加えて「i-ACTIVSENCE」の危険認知支援技術として「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」、「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」、「レーンキープ・アシスト・システム(LAS)」が追加されています。
ちなみに25SとXD PROACTIVEのみ車線逸脱警報システム(LDWS)も搭載されています。
フルモデルチェンジ後は360°ビュー・モニター、「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」等、安全装置が多々用意されています。
マツダ「CX-5」のグレード6.L Package
CX-5の最上級グレードがL Packageです。
初代モデルでは19インチアルミホイール、マットヘアラインとサテンクロームメッキ素材のインパネを採用。
ドアトリムスイッチパネルにダークヘアライン、ステアリングスイッチパネルにブラックとサテンクロームメッキ、ニーレストパッドとフロントアームレストに合成皮革を採用しました。
さらにはLED式のフロントフォグランプやセーフティクルーズパッケージの装備品の全てを標準装備しています。
2代目モデルではアクティブ・ドライビング・ディスプレイ、パワーリフトゲート、自動反転機構およびワンタッチ&タイマー付のパワーウィンドウが追加されました。
マツダ「CX-5」のグレード7.Exclusive Mode
Exclusive Modeは、2018年の商品改良時に投入された特別仕様車です。
L Packageをベースに、専用カラーコーディネーションや本杢を採用したインパネやドアトリムのデコレーションパネル。専用の高輝度ダーク塗装が施された19インチアルミホイール。
さらには鏡面側の縁取りを無くしたフレームレスタイプのインナーミラーやTFTカラーの7インチマルチスピードメーター、前席・後席それぞれにフットランプとイルミネーション機能を搭載するなど、豪華な装備のモデルとなっています。
マツダ「CX-5」の内装は”ラゲッジルームとシートアレンジが特徴”
CX-5の内装の特徴としてまず挙げられるのが、広々と使えるラゲッジルームです。サブトランクボックスが用意されていることで、収納性が高まりました。
さらには取り付け位置の変更が可能なので、床面の高さの調整が可能です。
また、リバーシブルとなっており裏面は汚れにくく、汚れが取りやすい材質なので用途に合わせて裏表を選択できます。
豊富なシートアレンジが用意されていることで、幅広いライフスタイルに対応している点に加え、モデルチェンジ後は高級感のある内装となりました。
まるでヨーロッパの高級車を思わせるかのようなインパネは実用性だけではなく、所有欲を満たしてくれるものとなっています。
マツダ「CX-5」の外装は”オールラウンドな機能美と品格”に注目
CX-5の初代モデルは、まだまだ「クロスオーバーテイストのSUV」の雰囲気が色濃く、アウトドアシーンが似合う、いわば「迫力」「重厚感」が特徴でした。
しかしフルモデルチェンジ後は、クーペテイストが強まりました。全長を5mm伸ばした一方で、全高を15mm落としたことで、多少ではありますが前傾なシルエットとなったことでクーペテイスト感を演出。
実はCX-5の販売前に発表されたコンセプトモデルは2代目モデルに近いクーペテイストのシルエットでしたが、登場するとクーペテイストよりもどこか迫力のあるSUVとなっていました。
結果として、2代目モデルではコンセプトモデルにあったクーペテイストが加わったことで上質感、さらには若々しいキャラクターが加わったことで、より幅広い層にアピールできるモデルとなったのです。
マツダ「CX-5」の特別仕様車1.スポーツアピアランス
スポーツアピアランスは、2021年の11月に投入された特別仕様車です。
25S・XD L Packageをベースにしたモデルで、初代ロードスターに採用されていたクラシックレッドのアクセントカラーをフロントグリルや専用のブラックメタリック塗装のアルミホイールを採用しました。
ただし、まだ初回車検を迎えていない点や特別仕様車である点から中古車市場における在庫は少ないです。
マツダ「CX-5」の特別仕様車2.ブラックトーンエディション
ブラックトーンエディションは、2020年12月に投入された特別仕様車です。
PROACTIVEをベースに、ブラックメタリック塗装の19インチアルミホイール、ハニカムブラック、コントロールスイッチにサテンクロームメッキ加飾を施したインパネとドアトリムのデコレーションパネル、TFTカラーの7インチマルチスピードメーター等が搭載されました。
マツダ「CX-5」の特別仕様車3.エクスクルーシブモード
エクスクルーシブモードは、2018年11月に投入された特別仕様車です。
L Packageをベースにしたモデルで、専用カラーコーディネーション、専用の高輝度ダーク塗装が施された19インチアルミホイールが採用されたモデルです。
マツダ「CX-5」の特別仕様車4.フィールドジャーニー
フィールドジャーニーは、冒険心を掻き立てるアウトドア仕様デザインと機能性を両立したモデル。
タフな印象を与えるエクステリアとオフロードモードによる高い悪路走破性能で、悪天候の日やキャンプに行く際の相棒として頼れます。
都会から自然へ自由に行き来して、日常生活もアウトドアライフも楽しみたい人向けのモデルです。
マツダ「CX-5」の人気カラー
CX-5の人気カラーは、ベロシティレッドマイカやソウルレッドプレミアムメタリックといった赤系です。
一般的に、多くの自動車で人気を集めているのは白系で、次いで黒系となっているのですが、CX-5は赤系が人気です。
その理由として、カタログカラーである点が挙げられます。
カタログカラーとは、カタログに掲載される車体に採用されているカラーで、その車のイメージカラー的なものです。
マツダの車はカタログカラーに赤系が採用されることが多く、CX-5でも赤系が採用されました。結果、多くの人の印象に残ることから人気のカラーリングとなっています。
マツダ「CX-5」の自動車税はいくら?
マツダのCX-5は、排気量2000cc超から2500cc以下に区分されます。
2019年9月までに購入していた場合は4万5000円、2019年10月以降購入に購入したものは4万3500円となっています。
新車マツダ「CX-5」の納期は?
マツダの公式ホームページによると、CX-5の新車納期はおよそ2か月とのこと。
一時期、マツダに限らず多くの自動車メーカーにおいて半導体不足から納期の大幅な遅れが生じていましたが、マツダに関してはようやく落ち着いた時期となっています。
しかし、2か月でも時間がかかると感じる人もいるのではないでしょうか。とにかくすぐにでもCX-5をと考えている人は、新車よりも中古車がおすすめです。
新車の場合、近年は注文を受けてからの生産となりますので時間がかかりますが、中古車の場合、現物での取引となりますので、書類さえそろえておけばすぐにでも保有可能です。
「中古車」と聞けば、中古車販売店を連想する方も多いかと思いますが、近年は中古車販売店だけではなく、個人売買で中古車を購入する人も増えています。
ジモティーのような地元掲示板であれば、近くにお住まいの出品者を見つけてスピード感のある取引を行うことができます。
ただし、個人売買は中古車販売店のように販売にあたっての水準はありません。
登録者の簡単な操作で出品できることから、車の状態に関してはそれぞれ異なります。
実際、安いからと購入したものの、受け取ってすぐに故障してしまったとの声もあります。結局は「個人売買が悪い」ではなく、出品者によって車の状態が異なることから、個人売買を利用するのであれば出品されている車の状態を精査することが求められます。
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