社用車として人気のトヨタ「ハイエース」の魅力とは?
1967年に登場したハイエース。登場当初はショートホイールベースのものやトラックもラインナップされていましたが、今では大きなバンとしての知名度が高まっています。
さらにハイエースは貨物車として用いられていることが多いことから、日常生活の中で見かける機会の多い車とも言えるでしょう。
送迎バスから乗り合いタクシー、ハイヤー、コミュニティバス、さらに寝台車や救急車、ロケバス、さらには基材の運送用など、幅広い用途に活用されている車種です。
ハイエースは事業用としての特性が強く自家用車としての人気も高いのですが、特に近年人気が高まっているのがカスタム需要。
「カスタムカー」と言えば、いわゆる「やんちゃ」な車をイメージする方も多いことでしょう。
しかしハイエースのカスタムカーは、その積載性を活かしてキャンピングカーや車中泊仕様にカスタムされたものです。
高い居住性・積載性はキャンピングカー需要とマッチし、安価な中古車を購入し、キャピングカーテイストにカスタムされているハイエースも珍しくありません。
ハイエースの需要は幅広いものですが、いずれも高い居住性・積載性が理由ですが、高い耐久性も人気の一因となっています。
かつて、自動車の寿命はおよそ10万kmとされていました。この数字は自動車メーカーがアナウンスしたものではなく、かつて使用されていた「タイミングベルト」と呼ばれる、車の駆動において重要なパーツの寿命が10万km前後だったことからです。
また、車はタイミングベルトだけではなく、さまざまなパーツで構成されていますので10万kmともなればさすがに多くのパーツが消耗され、交換した方が良いとの声が高まるのですが、ハイエースに関しては10万kmを超えたものも多々流通しています。
このことから、ハイエースは耐久性の高い車だといえます。実際、中古車市場を見ると10万kmを超えているハイエースを見かけることは珍しくありません。
特に商用利用の場合、自家用車程細かい部分にこだわりません。走行距離が長いとしても、「走ればOK」との考えや、むしろ安くてありがたいとの考えから、中古の格安ハイエースを狙っている人も多いです。
このような特徴を誇るハイエースは、バン、ワゴン、コミューターの3種類に分類されています。
トヨタ「ハイエース バン」の特徴
初代モデルからラインナップされていたハイエースバン。
登場当初こそ「デリバリーバン」の名称でしたが、現行モデルではバンはいわば「主力」のグレードとなっています。
標準ルーフからハイルーフ、スーパーロングワイドボディハイルーフと、現在ハイエースに用意されている4つのボディサイズのうち、3つにてラインナップされているモデルです。また、小型車に関してはバンのみとなっています。
トヨタ「ハイエース バン」のグレード一覧
ハイエースのバンにはロングタイプの標準幅、標準ルーフにスーパーGL、さらにはロングタイプの標準幅ハイルーフ、スーパーロングのワイドボディにハイルーフの3つを加えた4種類にDXが用意されています。
トヨタ「ハイエース バン」中古車価格相場
新車価格は、最廉価グレードで300万円を切る価格です。中古車価格ですが、全体的な相場は高くなっています。
ハイエースは国内はもちろんですが、国外からの人気も高いモデルです。
国内でさばけないとしても、海外輸出の選択肢が用意されている点や実用性の高い点など、相場が高くなる材料がそろっています。
古いものであれば50万円を切るものもありますが、底値でも50万円を切る程度であることが、ハイエースの中古車市場の相場の高さを物語っています。
トヨタ「ハイエース ワゴン」の特徴
ハイエースのワゴンタイプは、いわゆる一般乗用モデルとなっています。
全幅1,880mmの3ナンバーボディ、10人乗りのみのラインナップとなっています。
トヨタ「ハイエース ワゴン」のグレード一覧
ロングボディのDXとGL、さらには全長5,380mmのスーパーロングボディモデルとなるグランドキャビンがラインナップされています。
トヨタ「ハイエース ワゴン」中古車価格相場
ハイエースワゴンの新車価格は最廉価グレードで290万円、最上級グレードとなるグランドキャビンで403万円です。
一方、中古車市場を見てみると比較的高い相場となっています。50万円を切るものは走行距離が10万kmはおろか20万kmを超えている物もあります。
決してプレミアが付いているわけではありませんが、他のモデルと比較すると全体的に相場が高くなっています。
トヨタ「ハイエース コミューター」の特徴
ハイエースの15人乗りのモデルがハイエースコミューターです。
スマートエントリー&スタートシステムやアクセサリーコンセント、ステアリングスイッチが標準装備となっています。
トヨタ「ハイエースコミューター」のグレード一覧
シンプルな装備のDXと豪華装備のGLの2つのグレード展開となっています。
なお、先述した装備はスマートエントリー&スタートシステムやアクセサリーコンセント、ステアリングスイッチなどの装備はいずれもGLの標準装備です。
トヨタ「ハイエースコミューター」中古車価格相場
ハイエースのコミューターは、バンやワゴンと比較すると中古車市場にさほど数が出回っていないことから、相場がより高くなってしまっています。
50万円をきるものもありますが、走行距離が20万kmを超えているハイエースコミューターも珍しくありません。
他のモデルであれば20万kmを超えると価格が大幅に崩れますが、ハイエースでは走行距離が長くとも中古車相場が高くなっています。
トヨタ「ハイエース」の人気カラー
ハイエースの人気カラーはホワイト系です。しかし、他のモデルと比較するとカラーバリエーションが少ない点に加え、ハイエースを求める層はハイエースの居住性・積載性に魅力を感じており、ボディカラーはさほど気にしていないようです。
そのため、白系が人気というよりも、中古車市場では白系以外の色がさほどありません。シルバーやブラックも見かけますが、多くが白系となっています。
トヨタ「ハイエース」の自動車税はいくら?
現行モデルで考えた時、ハイエースは「排気量2500cc超から3000cc以下」のカテゴリーに該当しますので、2019年9月までに購入であれば5万1000円、2019年10月以降購入したものは5万0000円となっています。
トヨタ「ハイエース」の中古車を安く買うコツ1.年式の古い車を狙う
ハイエースの中古車にはプレミアは付いていませんので、基本的に年式の古いモデルであればあるほど中古車価格は安くなる傾向にあります。
そのため、とにかく安く購入したいのであれば古い年式のハイエースを狙ってみると良いでしょう。
ただし、他の中古車相場とは切り離して考えることをおすすめします。
なぜなら、他の車であれば10年落ちともなれば中古車相場もそれなりに落ち着くものですが、ハイエースに関しては10年程度であっても、状態次第では高い価格で取引されています。
そのため、より安いハイエースを求めるのであれば10年前でもまだまだ「新しい」部類です。
15年、あるいは20年落ちなど、他のモデルでは値が付かない古い年式まで調べてみましょう。場合によっては25年、30年まえなど、相当古い年式も視野に入れた調査を行うことで、安価なハイエースを見つけることができます。
トヨタ「ハイエース」の中古車を安く買うコツ2.走行距離の長い車を狙う
中古車は、基本的に走行距離が長ければ長い程安くなるものです。
もちろんハイエースも例外ではありませんので、走行距離の長いものを狙うことで、安価なハイエースを見つけることができます。
ただし、年式同様他の中古車の相場で考えるのではなく、ハイエース独自の相場を理解することが大切です。
一般的に、中古車市場では走行距離が10万kmを超えると価格は下落します。その理由として10万kmを超えたモデルは需要が急激に低下するからです。
先述したようにかつて車に使用されていたタイミングベルトの寿命が10万kmだったことから、「10万km限界説」がまことしやかに囁かれ、中古車市場における需要でも10万km以上のものが敬遠されるようになりました。
しかしハイエースに関しては例外です。中古車市場を見ても分かるように、10万kmはおろか20万km、さらには30万kmを超えている中古車もあります。裏を返せば、ハイエースはそれだけ長く走れることを意味しています。
実際、ハイエースのディーゼル車は50万km、さらには100万km以上走っているものもあるとか。仮に50万km走れるとすれば、10万kmや20万kmなど、「まだまだ全然走れる中古車」になりますので、他のモデルでは長いと分類される走行距離の中古車を狙ってみるのもよいでしょう。
むしろ安価なハイエースを探しているのであれば、10万km以上こそ狙いめだといえます。
トヨタ「ハイエース」の中古車を安く買うコツ3.ジモティやオークションを利用する
ジモティ・ヤフーオークション・フリマアプリなどの個人売買でもまた、中古車が取り扱われています。
個人売買は中古車販売店のように、買取った価格よりも高く販売して利益を狙っているのではなく、処分したい人が出品しているケースも多いです。
また、中古車販売店では買取を拒否されたもの、つまり「値が付かなかったもの」が安価に出品されているケースもあります。
間に中古車販売店を挟むことなく直接売買する個人売買の方が、相場は安くなりやすいので安い中古車を狙うのであれば個人売買も活用するのも手です。
ただし、個人売買は自動車だけを取り扱ったものではありませんので、全体の出品から自動車の中古車を探さなければなりません。
また、出品者全員が車に詳しいとも限らないので要注意です。あまり自動車に興味を持っていない出品者の場合、自動車の状態を把握していないだけではなく、何を求められているのかもわかっていないことから、出品情報に大切な部分が欠けていることもあります。
例えば傷があるものの傷の部分が掲載されていなかったり、事故歴があることを記載していなかったり。
そのため、車の個人売買でハイエースをと考えている場合、できれば現物の確認をおすすめします。
特に個人売買の場合、「ノークレーム・ノーリターン」と記載して出品しているケースが多いです。
つまり、購入成立後に車の悪い点に気付いたとしても、返品できないのです。
新車ディーラー、あるいは中古車販売店であれば初期不良には何らかの対応を問ってくれるものですが、個人売買には保証を用意して出品されている中古車はほぼありません。
安いのは間違いありませんが、車の状態はそれぞれ異なりますので実物の確認が重要です。
トヨタ「ハイエース」の中古車を安く買うコツ4.個人売買専用アプリを利用する
車の個人売買を利用すれば、安価なハイエースを見つけることができる可能性がありますが、不安な点があるのも事実です。
そこで個人売買の安さそのままに、安心と信頼をシステムによって付与したシステム、「fabi(ファビ)」がおすすめです。
fabiは一般的な個人売買での不安点を、独自のシステムにて解消した中古車の個人売買専門アプリです。
具体的には、出品者に対して撮影すべきポイントをアナウンスしたり、取引に必要な書類のテンプレートを提供したりと、個人売買に関する面倒な部分をカバー。
アプリのアナウンスに沿って出品することで、購入希望者が見て「安心できる取引者」となるよう配慮されています。
さらにfabiにはAIが搭載されており、過去の取引履歴を踏まえて適正な出品価格を算出。「いくらで出品しようかな?」と迷うこともなく、購入者・出品者それぞれがお得となる価格を提案しますので、納得の適性価格で取引が可能です。
ちなみにこれだけの機能を持ったfabiはダウンロード・登録料・出品料が無料。
手数料がかかるのは取引成立時のみ。ちなみに金銭は出品者と購入者が直接授受するのではなく、fabiのウォレットにて一旦預かります。
それぞれが納得して金銭の授受が成立しますので、「お金を支払ったのに車が届かない」「お金を支払ったのに手続きを進めてくれない」といった個人売買にありがちなトラブルリスクを最小限に抑えています。
トヨタ「ハイエース」の納期は?
新車ハイエースの納期は、およそ5か月から半年となっています。
新車である以上、多少納期がかかってしまうのは致し方ない部分ではありますが、それでも5か月から半年は少々長いです。
まだまだ世界的な半導体不足が続いていることから、新車の納期は遅れています。
そのため、すぐにハイエースが欲しいのであれば新車よりも中古車の方が早く手に入るでしょう。
中古車であれば、スムーズな流れで取引を進めることができれば、購入から数日程度で「マイカー」となります。
トヨタ「ハイエース」を安全に個人売買するならfabiがおすすめ
「ハイエースを安く購入したい」「すぐにでも購入したい」という場合には個人売買がおすすめです。
しかし、個人売買は不安だという方は、中古車の個人売買専用アプリfabiをおすすめします。
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手数料が発生するのは購入成立時のみ、それ以外の機能は無料で使用できるので、安いハイエースがないのかを確認するためにもfabiをチェックしてみてはいかがでしょうか?