トヨタを代表する人気車「プリウス」
日本国内だけではなく、世界を代表するトヨタの低燃費ハイブリッドカー「プリウス」。
最初にその姿を現したのは、1995年11月の東京モーターショーでした。
当時、まだまだバイブリッドカーが「未来の技術」だったころにコンセプトモデルが出展されると、1997年に「21世紀に間に合いました」のキャッチフレーズとともに初代モデルが登場。
当時の初代プリウス燃費は10・15モードで28.0km/Lと、その後多々登場する低燃費車と比較するとさほど燃費の良い車だと感じないかもしれませんが、1997年の登場当初としては驚異的な低燃費車でした。
また、「近未来」を予感させるようなデザインは、自動車業界だけではなく多くの業界から注目を集めました。
その後フルモデルチェンジを繰り返し、2023年には5代目モデルが登場しました。特に大ヒットを記録したのは2003年に登場した2代目モデルです。
実は初代モデルは、インパクトこそ残したものの販売台数に関してはさほど良いものではありませんでした。
トヨタとしてもハイブリッドカーに力を入れていたものの、そもそも「ハイブリッドカー」が初登場。
まだまだ庶民にとっては「得体の知れない車」であったこと、好奇心旺盛なユーザーには訴求できたものの、車体価格も高かったことから「多くのユーザーに響いた」とは言い難く、販売台数的には大惨敗を喫してしまいます。
しかしその後もトヨタはハイブリッドカーの研究を続行。時を経てハイブリッドカーが定着することになった背景に、プリウスの存在があると言ってもよいでしょう。
長年の地道なマーケティングの結果、「低燃費車=プリウス」のイメージを定着させました。
プリウスが人気を集める理由を考察
プリウスが人気を集めている背景にあるのは、おもに下記の4点です。
- 低燃費
- 走行性能
- 環境性能
- 中古車市場で在庫が豊富
それぞれの理由について、詳しく解説していきましょう。
プリウスが人気を集める理由1.低燃費
プリウスといえば、やはり「低燃費」です。
バブル経済崩壊以降、多くの業界において国民の価値観が如実に変化します。
自動車業界も例外ではなく、それまでのように「お金がかかっても良いから個性的な車に乗りたい」ニーズは鳴りを潜め、経済性が求められるようになりました。
節約志向の高まりは低燃費車へのニーズに繋がるのですが、そもそも「低燃費車」の概念を生み出したのがプリウスです。
さきほどお伝えしたように、1997年登場時の28.0km/Lの燃費は同時期の他のモデルと比べると圧倒的な低燃費でした。
例えば当時のカローラで最も低燃費なグレードは19.2km/L、低燃費として知られているダイハツの軽自動車・ミラで22.5km/L。
いかにプリウスが低燃費であるかが分かっていただけるのではないでしょうか。
そしてモデルチェンジの度に低燃費化が加速し、小型化を望む声に応えるべくリリースしたアクアが登場するまで、普通自動車において最も低燃費の車でした。
紹介した数字はカタログスペックではありますが、他の車とてカタログスペックです。他の車よりも圧倒的な低燃費は、経済性が求められている世相にマッチし、大きな存在感を示すことになりました。
プリウスが人気を集める理由2.走行性能
プリウスの登場前は、”低燃費=軽自動車”でした。
軽自動車は小さなサイズかつ軽量なので燃費が良かったのですが、優れているのは経済性のみで、走行性に関しては普通乗用車には及ばない、「軽自動車規格」のものでした。
もちろんこの傾向は低燃費車全般に言えるもので、走行性能を犠牲にしても低燃費を追求していたのですが、プリウスは低燃費でありながら走行性能に優れていました。
その秘密は排気量にあります。プリウスが最もヒットした2代目モデルは、1.8Lのエンジンが搭載されています。
近年、コンパクトカーの多くが1.5Lのエンジンを搭載していますので、実はプリウスの方が排気量の大きなエンジンを搭載しています。つまり、低燃費ではあるものの十分なパワーがあるのです。
わずか0.3Lの違いではありますが、1.8Lのエンジンがもたらす走行性は、それまでの低燃費車のパワー不足問題を解消し、「走りを楽しめる低燃費車」としての認知度も高まりました。
プリウスが人気を集める理由3.環境性能
低燃費車であるプリウスは、環境性能が良い一台でもあります。
排気ガスの量が少ないことから、ガソリン車と比較すると環境性能が高いです。
排気がガスが及ぼす環境問題は、国際的に年々大きな問題としてクローズアップされつつあります。
近年自動車業界がEVへのシフトチェンジに力を入れている理由の一つも環境問題。地球に優しいエコな車を選びたいというニーズも高まっており、プリウスが人気を集める一因となっています。
プリウスが人気を集める理由4.中古車市場で在庫が豊富
低燃費車として新しい価値観を生み出したプリウスは大ヒットを記録していますので、中古車市場にも多くの在庫を抱えています。
実はこの点もまた、プリウス人気の一因です。
豊富な在庫があるので比較的中古車相場が落ち着いており、さらには中古車ではあっても低燃費の特徴は変わりませんので、新車よりも安価に低燃費ハイブリッドカーを入手できます。
人気のため比較的大量生産されている車であり、中古車市場にも在庫が多くカラーリングから走行距離、年式など豊富な選択肢から選べる点もプリウスを選ぶメリットです。
「できればよい状態のプリウスが欲しい」
「古くて良いのでとにかく安いプリウスが欲しい」
「街でよく見るモデルだからせめて珍しいカラーリングのプリウスが欲しい」
このような幅広いニーズに応えるだけの在庫があるので、中古車でも選ばれやすいのです。
初代モデル(10型)プリウスの特徴
ここからは、年式別にプリウスの特徴をクローズアップしていきましょう。
まず1997年に登場した初代プリウス。世界初となる量産型ハイブリッドカーは、5ナンバーの4ドアセダンとして登場しました。
お伝えしたように28.0km/Lのカタログ燃費は今でこそさほど珍しいものではありませんが、1997年登場時の数値としては「圧倒的」なものでした。
ただし、販売に関しては大苦戦を強いられたモデルでもあります。ハイブリッドカーがまだまだ浸透していない時代で、さらには1.5Lエンジンではありながら動力性能は1.0L以下の小型車程度だったことから、「燃費は良いけど乗りにくい車」として口コミが広まってしまいます。
また、当時ほぼ同格に位置付けられていたカローラがおよそ150万円前後で販売されていたものの、プリウスの販売価格は200万円を超えるなど、「少々高い車」となってしまいました。
バッテリー等を考えると、トヨタとしてもかなり頑張った価格設定ではありますが、当時の自動車業界の相場よりは高額となったことで、安い車を求める層からは敬遠されてしまったのです。
センターメーターやインテリアデザインとして盛り込まれているマルチインフォメーションデバイスも当時としてはまだまだ珍しいものでした。
新しいものへの拒否反応も重なり、営業的には「大失敗」とも囁かれていますが2022年11月、日本自動車殿堂の歴史遺産車に認定されるなど、日本の自動車の歴史には欠かせない大きな一台でした。
すでに販売終了から長い月日が経過しているため、中古車市場でその姿を見かけることはほぼありません。
2代目モデル(20型)プリウスの特徴
プリウスだけではなくハイブリッドカーが市民権を得るに至った偉大なモデルが、2003年に登場した2代目プリウスです。
先代モデルの失敗を踏まえ、まずは5ナンバーから3ナンバーに拡大。さらにエンジンは1.5Lから1.8Lへと大型化。
結果、初代モデルで多くの自動車ファンから不評を買った動力性が大幅に改善されました。
ハイブリッドカーであることを意識しない走りを手に入れた2代目プリウスは、燃費も35.5km/Lと初代モデルよりさらに向上。
車体価格は初代モデル同様、当時の平均的なモデルと比較するとやや高く設定されていたものの、走行性や燃費性能等から「多少高くても低燃費だから購入したい」と考えるユーザーが続出。
結果、自動車業界以外からも話題を集めるなど文字通り「大ヒット」を記録しました。
低燃費性ばかりが話題になる2代目モデルですが、この時に採用されたEVモード、インテリジェントパーキングアシスト、S-VSC、電動インバーターエアコン、ロック解除システム、スマートエントリー、イモビライザーなどその後のトヨタのハイブリッドカーの標準装備が多々装備されているなど、その後のトヨタのハイブリッドカーの基幹となる一台でした。
大ヒットを記録したことから、中古車市場にも多くの2代目プリウスが確保されています。
走行距離の長いものから短いものまで多々あり、かつプレミアも付与されていませんので走行距離の長い古いものであれば数十万円を切る物もあります。
3代目モデル(30型)プリウスの特徴
2009年に登場した、3代目プリウス。大ヒットを記録した2代目プリウス同様、3ナンバー、1.8Lエンジンを搭載したモデルは、こちらもヒットを記録しました。
2代目が売れすぎたことからかすんでしまいがちですが、「スマッシュヒット」と称されているように、こちらも販売台数は好調。
2代目が大ヒットを記録していたことから、キープコンセプトで開発が進められたモデルは燃費が40.8km/Lにまで向上し、当時の水準として30km/L台でも十分に低燃費車として位置付けられるものでしたが、40.0km/Lを超えたことでより大きな話題を集めました。
2代目モデルと比較すると、ルーフの頂点をやや後ろにずらしたことで後席居住性が向上。また、やや前傾なシルエットとなったことで先代モデルよりスポーティーな印象となり、若い層への訴求力も高まりました。
こちらもヒットを記録したことから中古車市場には多くの在庫があります。2代目モデルよりも新しいことから、在庫の台数だけであれば3代目モデルの方が多い地域も。
2代目モデル同様、走行距離の長いものから短いものまで多種多様で、これから紹介する4代目モデルがまだまだ高い相場を維持している点を踏まえると「安い中古車」を考えている場合には3代目プリウスが選択肢の主役となるでしょう。
派生モデルとして、電気を充電して走るプリウスPHVやハイブリッドステーションワゴンのプリウスαもラインアップに加わりました。
4代目モデル(40型)プリウスの特徴
2015年に登場した4代目プリウス。近年のトヨタの自動車開発のベースとなっているTOYOTA NEW GLOBAL ARCHITECTURE(TNGA)採用第一号となったモデルです。
新プラットフォーム(GA-C)が採用され、走行性・乗り心地が3代目モデルよりも格段に向上したと囁かれていますが、販売台数に関しては苦戦を強いられました。
その理由としてあげられるのは、独特なシルエット。
若年層側に振ったスポーティーなシルエットは、従来のプリウスと比較すると先鋭的なものではありましたが、なかなか支持を集めることができませんでした。
ハイブリッドの電池はニッケル水素から小型軽量のリチウムイオン電池に変更し、プリウス初となる4WD「E-FOUR」が登場。
ハイブリッドシステムは、先代と同じものが使われていますが、システム全体の小型・軽量化や約20%の低損失化が図られ、EはJC08モード走行燃費を40.8km/L(JC08モード)、その他のグレードは37.2km/L(JC08モード)を達成しています。
歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、全車速追従機能付レーダークルーズコントロール、ステアリング制御付レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームで構成された衝突回避支援パッケージなどの先進的安全機能「トヨタ セイフティ センス P」も導入。
先代モデルではオプションだったキャンプや万一の災害に重宝する100V -1500Wのアクセサリーコンセントが、全車標準装備されました。
グレードは、E・S・A・Aプレミアムの順で豪華になり、S・A・Aプレミアムには特別な内装と専用タイヤ、専用アルミが装備されたツーリングセレクションがあります。
しかし、4代目プリウス登場時はすでに低燃費車としてのキャラクターがプリウスからアクアやヤリスに移行していたこともあり、新しいキャラクターが求められていました。
その答えの一つが大幅なシルエット変更だったのですが、日本国内ではそれまでのプリウスと比較すると売り上げ的には苦戦を強いられました。
中古車市場でも顕著で、在庫台数であれば3代目モデルの方がまだまだ相場が高めです。
プリウスの人気グレード1.L
「L」は3代目モデルの最廉価グレードです。装備はシンプルですが、車体価格が安く設定されていたグレードなので中古車市場でも安く設定されています。
装備にこだわらず、価格を抑えてプリウスの中古車を購入したいと考えている層から人気です。
プリウスの人気グレード2.E
「E」は、4代目プリウスの最廉価グレードです。
先述したように、4代目プリウスは売り上げ的には苦戦を強いられました。
しかし、中古車市場では、あえて狙っている人もいます。装備は最低限のシンプルなものですが、低燃費がもたらす経済性が人気です。
プリウスの人気グレード3.S
「S」は、3代目プリウスの充実装備グレードです。
ディスチャージヘッドランプ、カップホルダー付き大型コンソールボックス、リヤセンターアームレスト、運転席上下シートリフター、ソフトプライバシーガラス、リアワイパーが標準装備となっており、安い中古車であってもある程度装備の良いものを選びたいと考えている層から人気です。
プリウスの人気カラー・オプション
プリウスの人気カラーは、透明感のあるホワイト系です。
やはりホワイト系の人気は高く、プリウスも例外ではありません。
実際、中古車市場の在庫もホワイトが圧倒的に多いです。
人気のオプションは、とってもスマホ充電にとっても便利な「おくだけ充電」、話題の「T-Connect SD ナビシステム」です。
プリウスを個人売買した人の口コミ
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