根強い人気を誇る国産車ブランド「レクサス」
トヨタの上位ブランド「レクサス」は、日本が誇る高級車ブランドです。
日本国内はもちろんですが、世界でもその品質・ラグジュアリー感が認められており、大きな存在感を発揮しています。
トヨタのアメリカ進出にあたり、徹底したマーケティングを行い”上質感”を求められていることを察知したトヨタが、アメリカ市場に合わせた大きさと品質を追求して誕生したのがレクサスです。
その結果、高級車の価値観そのものを変えたとの呼び声も高く、以降、メルセデスベンツやBMWといった高級車メーカーがレクサスが開拓した「ラグジュアリー感のある高級車」路線に参入することになります。
レクサスは、品質において世界でも高い評価を受けており、例えばアメリカの調査会社、J.D.Powerによる「J.D. Power 2021 U.S. Initial Quality Study(IQS:米国初期品質調査)」では、レクサスは世界3位、日本車ブランドとしては1位を記録しました。
実際にレクサスの運転席に座ると、トヨタ車とは違った独特の雰囲気に魅了される人も多く、「一度は乗ってみたい」と言う憧れの車であることから、中古車市場も賑わいを見せています。
レクサスは高級車ブランドとあって、ディーラーで購入する層は「大切に長く保持する」よりも、車検毎に買い替えたり、新しいモデルが出たら乗り換えるなど、贅沢なカーライフを送る傾向にあります。
その際に手放されたモデルが中古車市場に出回りやすく、「新車での購入は予算的に難しいものの、中古車であれば購入できる」「中古でもいいからレクサスが欲しい」というニーズによって中古車市場も賑わいを見せています。
レクサスの種類と特徴1.LS
レクサスのフラッグシップセダン「LS」は、文字通りレクサスを代表するセダンであり、日本では「セルシオ」として販売されていたモデルです。
大きなボディと排気量、ラグジュアリー感溢れる内装はまさに高級車の名に相応しいモデル。
日本で展開される車は燃費等、経済性が求められる傾向にありますが、LSは経済性よりも高級感・上質感が追求されています。
最新モデルの車体価格は最廉価グレードでさえ1,000万円を越えていることから、中古車でも高価格で取引される傾向にあります。
初代(XF10型) | 1989年1月~1994年9月 |
2代目(XF20型) | 1994年10月~2000年6月 |
3代目(XF30型) | 2000年7月~2006年8月 |
4代目(XF40型) | 2006年9月~2017年10月 |
5代目(XF50型) | 2017年10月~ |
レクサスの車種と特徴2.ES
「LS」がハイグレードモデルなら、「ES」はミドルクラス、Dセグメントに分類されるモデルです。
初代はカムリをベースに開発され、その後日本ではウィンダムとして販売されていましたが、5代目モデルからは海外専用モデルとなったことから、国内でも販売されているモデルと比較すると、新しいモデルを日本国内で見かける機会は少ないです。
しかし、その希少価値や個性に惹かれている人も多く、日本では手に入らないモデルを乗りたい需要から、中古車市場でも注目の一大となってます。
初代(VZV21L) | 1989年~1991年 |
2代目(VCV10L/MCV10L) | 1991年~1996年 |
3代目(MCV20L) | 1996年~2001年 |
4代目(MCV30L/MCV31L) | 2001年~2006年 |
5代目(GSV40L) | 2006年~2012年 |
6代目(GSV60L/AVV60L) | 2012年~2018年 |
7代目(AXZH10型) | 2018年~ |
レクサスの車種と特徴3.IS
LS、ESは「高級セダン」ですが、ISは「スポーツセダン」に分類され、LSやESと比較すると若いキャラクターとなっています。
初代モデルはトヨタのアルテッツァをベースにしたもので、LSやESと比較すると少々コンパクト。
2代目モデルからはさらに走りのイメージを追求し、初代モデルよりも大幅に販売価格が高くなるなど、「走る高級車」とのイメージを付与。
派生モデルとしてコンバーブル2ドアクーペが登場するなど、レクサスのモデルの中でも比較的若いキャラクターとなっていることから、中古車市場でも比較的若い層から人気を集めているモデルです。
初代モデル(GXE/JCE10L型) | 1999年~2005年 |
2代目モデル(GSE2#型) | 2005年~2013年 |
3代目モデル(ASE30/GSE3#/AVE3#/USE30型) | 2013年~ |
レクサスの車種と特徴4.LC
「LC」は、レクサスを代表する2ドアクーペモデルです。
2017年に登場してからモデルチェンジが行われていませんが、高級車らしく一部改良が多々行われています。
新車価格は最廉価グレードでも1,000万円を越える高級スポーツカーであるLCは、走行スペックだけではなく、流麗なフォルム、上質感のあるインテリアなど、ラグジュアリー感が強く感じられる人気モデル。
GT500、ニュルブルクリンク24時間といったレースにも出場したモデルなので、海外での知名度も高いです。
レクサスの車種と特徴5.RC
”超高級2ドアクーペ”の「LC」に対し、”高級クーペ”として2014年に登場した「RC」。
新車価格は最廉価グレードでは500万円台からで、2010年に生産終了となったSC以降、久しぶりのクーペモデルの登場となったことで大きな注目を集めました。
上質感はもちろんですが、「アバンギャルド・クーペ」をテーマに掲げているように、どこか若くワイルドなイメージを持つレクサスの人気モデルです。
LCと比較すると身近な存在に感じるのですが、そもそもLCが超高級車なので、RCも十分に高級車と言えるでしょう。
そのため、中古車市場での人気が根強いモデルでもあります。
レクサスの車種と特徴6.RC F
先述した「RC」をベースに、よりスポーツ性を高めたモデルがレクサスの「RC F」です。
エンジン、足回り、駆動力制御システムなど専用の技術を採用し、前後バンパー・フロントフェンダー・エンジンフード・トランクリッドに専用デザインを用いるなど、差別化が図られています。
ちなみにRCよりも全高が5mm低くなっているものの、全長・全幅は10mm拡大されています。
RCも十分にスポーティーなモデルですが、RC FはRCをさらにスポーティーに振ったモデルと考えてよいでしょう。
レクサスの車種と特徴7.CT
日本国内で見かける機会の多いレクサスのモデルの一つが、「CT」です。
残念ながら2022年10月で販売終了となってしまいましたが、最廉価グレードの車体価格が400万円を切っていた価格帯、4,355mm×1,765mm×1,460mmと、日本のコンパクトカーとさほど変わらないサイズ感、そしてプレミアムコンパクトクラス初となるハイブリッド専用車であることから、燃費が良かった点が日本市場での人気の理由です。
レクサスのエントリーモデルとしての役割も担っていましたので、中古車市場でも高い人気は健在。
また、レクサスのモデルの中で最も中古車在庫の多いモデルとなっています。
レクサスの車種と特徴8.UX
「UX」は、2018年11月に登場した都市型SUVモデルです。
世界的なSUVブームを受け、CH-Rをベースに開発されたレクサスのSUVの最小モデル。
レクサスにはNXやRXといったSUVモデルがありますが、日本の道路事情からはやや大きい点がネックでした。
そこでレクサス初の女性チーフエンジニアの主導により、立体駐車場での駐車等日本の道路事情も意識された作りや、日本の道路でも十分に取り回せるサイズとなったこと、さらには先述したように世界的なSUVが日本にも到来していたこともあり、高い人気を集めているモデルです。
レクサスの車種と特徴9.UX300e
「UX300e」は、先述したレクサス UXのEV市販モデルです。
世界的なEV需要の高まりを受け、2020年10月に投入されたモデルで、2020年度に関しては135台の限定販売でした。
「version C」と「version L」の2種類を販売しているのですが、公式WEBサイトから商談受付を行い、当選者が商談を開始するスタイルが採用されています。
ぶらりとディーラーに足を運んで目に入ったから商談するのではなく、予め申し込みが必要なモデルで、かつ販売台数が限られていることから中古車市場でも希少価値が高いモデルです。
レクサスの車種と特徴10.LX
「LX」は、レクサスのフラッグシップSUVです。
ランドクルーザーの姉妹車で、初代から3代目モデルまでは海外市場専用モデルでした。
しかし2015年8月より、「国内でも販売してほしい」とのニーズに応え、国内販売を開始。
昨今、都市型SUVが注目を集めており、レクサスでもUXやNX、RXが人気を集めていますが、LXはラダーフレームを採用するなど、高級SUVであると共に、高度なオフロード走行性能を持つモデルとなっています。
5,100mm×1,990mm×1,885mmという車体サイズ、さらには角ばったエクステリアはレクサス車の中でも圧倒的な存在感を放っています。
初代モデル(FZJ80) | 1996年~1997年 |
2代目モデル(UZJ100) | 1998年~2007年 |
3代目モデル(URJ200) | 2007年~2022年 |
4代目モデル(VJA310W) | 2022年~ |
レクサスの車種と特徴11.RX
日本では初代モデルと2代目モデルがハリアーとして販売されていたことから、馴染みのある方も多いであろう「RX」。
レクサスの「RX」として国内に投入されたのは、3代目モデルが登場した2009年からです。
日本国内の需要に応えるハリアーに対し、世界的SUVを目指したキャラクターが付与されているのがRXです。
都市型SUVとして、流麗なフォルムを誇る一方で、LEDシーケンシャルターンシグナルランプや車体サイズなど、迫力・存在感も申し分ないモデルとなっていることから、中古車市場でも高い人気を誇ります。
初代(XU10型) | 1998年~2003年 |
2代目(XU30型) | 2003年~2009年 |
3代目(AL10型) | 2009年~2015年 |
4代目(AL20型) | 2015年~2022年 |
5代目(ALA10/ALH10型) | 2022年11月~ |
レクサスの車種と特徴12.NX
「NX」は、2014年に登場したレクサスのコンパクトSUV。
「コンパクト」というキャラクターではありますが、RXの初代モデルより大きく、日本の道路事情を踏まえるとコンパクトとは言い難い大きな存在感を発揮しているモデルです。
世界的なSUVブームの到来が叫ばれていたことから開発が進められ、「LEXUS LF-NX」としてモーターショーに出展していたことから、発売前から大きな注目を集めていました。
NX登場時は、レクサスの国内SUVはRXのみのラインナップであったため、RXよりもう少しコンパクトなSUVとなると、レクサスでは対応できませんでした。
その穴を埋める存在として登場したこともあり、国内における「レクサスのSUVは欲しいけど、RXは大きいから敬遠していた」という層から大きな支持を獲得しています。
初代モデル(AZ10型) | 2014年~2021年 |
2代目モデル(AZ20型) | 2021年~ |
レクサスの「認定中古車」とは?
レクサスの人気の高さは、中古車市場にも波及しています。
中古で価格を抑えてレクサス車に乗りたい層からのニーズにくわえて、長く乗り続けるのではなく比較的早いサイクルで手放す層とのマッチングから、中古車市場でのレクサス人気は高いです。
このような状況を踏まえて生まれたのが、レクサスが中古車の品質を担保する「認定中古車」です。
そもそも中古車とは、「新車ではない車」であり、走行距離が100km程度でも100,000kmを大きく超えていても「中古車」です。
認定中古車制度は、新車価格より安価な中古車のレクサスに乗りたいと思っている層に、より質の高い中古車を提供したいとの考えから生まれた制度です。
他の業者が取り扱うレクサスの中古車に比べると価格が高めですが、レクサスオーナーズカード、G-Linkといった新車購入時と同じ特典が用意されており、かつ品質の良いものが揃っているなど、安い中古車よりも質の良い中古車をと考えている人向けの中古車サービスとなっています。
レクサスの人気色
レクサスのモデルにはさまざまなカラーバリエーションがありますが、人気を集めているのは白系と黒系の二色です。
白系はレクサスに限らず、どのモデルでも人気のカラーですが、レクサスでは黒も人気です。
高級感が醸し出す重厚感を求めている人が多いのでしょう。
レクサスの乗り心地
レクサスの乗り心地は世界的に見ても「素晴らしい」の一言に尽きます。
もちろんモデルによって差がありますが、そもそもレクサスが追求しているのは乗り心地を含めた上質感です。
車を「移動する手段」としてではなく、「快適な時間を過ごせる空間」と考えていますので、乗り心地は申し分ありません。
レクサスの燃費や維持費
レクサスは高級ブランドメーカーのモデルとしては低燃費です。
もちろん日本の軽自動車や、同じ系列のトヨタのハイブリッドカーと比較すると劣りますが、本来の競合であるメルセデスベンツ、BMW、Audiといった高級車と比較すると低燃費と言えます。
なおかつ日本のメーカーなので、海外メーカーと比較すると部品等の調達も容易なことから、海外高級ブランドと比較すると維持費も安くなります。
新車レクサスの納期は?
レクサスを新車で購入する場合、モデルによって差はありますが、数か月~1年程度の納期となっています。
世界的な半導体不足もあって人気モデルだけではなく、どのモデルも納期が遅れています。納期を示すことができないレクサスディーラーもあるでしょう。
そのため、すぐに車を欲している場合には中古車という選択肢も視野に入れることをおすすめします。
中古レクサスを個人売買するときの注意点
フリマアプリやオークションなどの個人売買でも、レクサス車は非常に人気です。
レクサスの認定中古車は質の良さが保証されているぶん他の中古車と比較すると高く設定されていることから、安さを求めて個人売買でレクサスを購入したいと考えている人もいることでしょう。
しかし、個人売買でレクサス車を購入する場合、車の状態をしっかりと把握することが大切です。
先述したように、レクサスを新車で購入する層は比較的早く手放す傾向にあるため、中には何人ものオーナーを渡り歩いたレクサス車もあります。
その時点でのオーナー自身でさえ、車の状況を正しく把握できているとは限りません。
レクサスの車は質が高いですが、何人ものオーナーを渡り歩いた中古のレクサスに関しては、それまでのオーナー次第になるので、それまでどのようなカーライフを送ってきたのかを提示してもらわなければ、状態を正しく把握できません。
特に車の個人売買の場合、どれだけ車の情報を掲載しているかは売り手次第になります。「レクサスだから大丈夫」ではなく、どのような状態なのかをしっかりと掲載しているか、必ず確認しましょう。
この点を見落とすと、後でトラブルに発展しやすいので注意が必要です。
中古レクサスを個人売買した人の口コミ
レクサスを新車ではなく、他の方法で購入したオーナーの口コミをいくつかご紹介しましょう。
いつかはレクサスのオーナーになりたいと思っていたので思い切って購入しました。満足度はとても高いです。
中古という特性上、「最新技術が盛り込まれた最新モデル」ではありませんが、それでもレクサス車だからこそのクオリティに満足しています。
レクサスは欲しいけど、値段が高いと思っていました。だからこそ、新車以外での選択肢を考えていました。
そして実際に購入して乗ると、やはり「さすがレクサスだな」と感じました。
運転していてもとにかく疲れにくいですし、質感も良いですね。
シンプルではありますが、高級感があるのでとても満足しています。
それに高級車というカテゴリーの中では燃費が良い点も満足しています。
「疲れにくい車が欲しいと思っていろいろと探していたところ、候補となったのが中古のレクサスでした。
毎日の通勤で利用するので乗り心地は大切な部分だったんですが、とても乗り心地が良く、通勤や買い物でもまったくストレスがありません」
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